この2年間のこと(冒頭の注意事項を必ず読んでね)

せっかくの年末なので、この2年間のことをまとめておこうと思う。

ちなみに精神疾患と性被害と自殺願望と自殺未遂の話を一切の配慮もなくガンガンしていくので、ちょっと今はしんどいなという方はここで、あるいは読んでる途中でどこででも、引き返してあったかい飲み物飲んで布団にくるまって寝てください。

 

ヘルプが必要な方のためのいのちの電話情報まとめ

https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/

(たくさんあるから一か所つながらなくてもあきらめずにかけてみてね。)

 

それまでのわたし

まずは精神疾患再発前のわたしについて書こうと思う。

30代女性。新卒で入った会社で双極性障害躁状態鬱状態を交互に繰り返す病気)を発症し一時休職。その後寛解(日常生活に支障ない状態を維持できている状態のこと。双極性障害に「全快」はない。)

 

趣味は映画鑑賞。

特に2014年から韓国映画にドはまりし、韓国語の字幕翻訳者になりたいと心に決め、会社を辞めて韓国留学。ほぼゼロからの勉強で毎学期奨学金を獲得(自慢)、帰国後TOPIK受験で一発で最高級の6級取得(自慢)、韓国系の会社に就職し本社社員との打ち合わせや社内翻訳や会議通訳などなど韓国語でバリバリ働き(自慢)、同時に字幕翻訳の専門学校に通い、2023年の夏に独立してフリーランスの字幕翻訳者として仕事をスタート。早々に制作会社のトライアルに合格し(自慢)、高い評価を得て数か月でほぼ最高クラスの報酬ランクにのぼりつめる(自慢)。

そう、わたしは大人になってから新たな夢を持ち、その夢を叶えるという得難い経験をしたのだ。わたしってえらい。人生ってすごい。

 

その日もそんな気持ちで……いたかどうかまでは覚えてないが、とにかく2023年12月の初旬、地元のショッピングモールのフリースペースの端っこで、あたたかなコーヒーを片手に心地よい風を浴び景色を眺めていた。そこまでが「それまでのわたし」の人生だった。その瞬間までが。

 

 

痴漢に遭った。

通りすがりの一瞬だった。

わたしは常日頃攻撃力の高い女であろうと覚悟をキメているので、振り返って「おいおっさんふざけんな!!」と声を――発せなかった。

遠ざかっていく犯人の後ろ姿はどう見ても15~6の少年だったのだ。あまりのことに凍りついてしまった。

多分あの瞬間にわたしの心は引きちぎられてしまったんだと思う。なんというか……本当にどうしたらいいか分からなかった。

あんな子供が通りすがりに性犯罪をするのか、と思うと目の前が真っ暗になった。

大人としてあの子供に対しどう行動すべきか、被害者としてどうすればいいのか、などの考えがぐちゃぐちゃに混ざりあい混乱に叩き落された。日本ってそんな国なんだ……と思った。そんな国なのは知っていたが、実際に被害に遭うと愕然とするものである。

その日はとても警察を呼べず、一週間後に被害届を出した。犯人は未だ捕まっていない。

 

その日から「それ以降のわたし」の日々が始まった。

双極性障害の再発である。

 

それからのわたし

まず被害のショックとともにとんでもない鬱が来た。

かかりつけの精神科医に駆け込んだが、医師の説明を聞きながらキャパオーバーを起こして勝手に涙が出てくるような状態だった。唯一幸運だったのは双極性障害10年以上(?)選手だったおかげで、涙が出て来ても取り乱さず「今自分は勝手に涙が出てくるくらいやばい状況だ」と自己分析できたことだ。

 

 

ところで翻訳という仕事は究極の頭脳労働だと思う。ぶっちゃけ脳しか使ってない。そして鬱とは、脳が使い物にならなくなる病気である。お分かりであろうか。オシマイである。

ちょうど請けていた仕事の切れ目だったこともあり、そこから翻訳の仕事を停止した。せざるを得なかった。

 

鬱の症状というのは色んな形で現れる。気分、脳の働き、身体の動き。当たり前だ。人間はすべて脳によって動かされているからだ。

気分の落ち込み、集中力の低下、不眠、疲れやすい(エネルギーが足りなくてガス欠になる)、丸一日起き上がれない。このあたりは想像がつくと思う。

それ以外にわたしの身に起こった(起こっている)ことを書き出すとこんな感じになる。

 

・男性こわい

・人が多いところこわい

・後ろに人に立たれるのこわい

・身体に何かが触れるのこわい

・大きい音こわい

・大きな話し声こわい

・電車こわい

・外こわい

・宅配こわい

・ごはん食べれない

などなど。

(他にも多分あるけど2年で当たり前になりすぎて思いつかないな……。)

 

この「男性こわい」が厄介で、「三次元の男性」という存在自体が苦手になってしまったため、あんなに好きだった実写のドラマや映画が見られなくなった(たまに見れるときもある。タイミングは自分でも分からない)。

K-POPアイドルも大好きだったのだが、大きな音+激しい光などの演出に耐えられないのでコンサート映像なんかも見れなくなり、そもそも彼らも三次元男性なので気持ちが離れてしまった。寂しいことだ。

そもそも韓国語、韓国コンテンツ自体からも遠ざかった。実写が見られないのと、翻訳の仕事ができていない今の自分のコンプレックスを刺激されてしまうから。

 

映画館にも当然通えなくなった。

隣に男性に座られると耐えられないし、人が多いところ・大きな音・電車がキツいので相当無理しないと都会の映画館まで行けない。

幸い自転車で行ける距離に小さなシネコンがあるので、そこでやってるものなら見れるのだが、それ以外の作品はだいたいあきらめるしかない。

 

友達と一緒に映画を見て、鑑賞後にご飯を食べながら感想を話し合ったりお互いに好きな作品をおすすめし合う時間が大好きだったのだが、そういうのはすべてわたしの人生から消えてしまった。

 

つまりわたしは10年近くかけて手にした夢も、10年来の趣味も、あの一瞬で奪われてしまったのである。

あの犯人の少年に会いたい。会ってこの現状を見せたい。人の人生を壊したことを知らしめたい。

痴漢によって人は死ぬんだぞと言いたい。

 

わたしは今年4回自殺未遂をした。何とか生きて年を越せそうなのでこれを書いている。

 

ちょっと休憩

ここらでちょっと明るい話もしよう。

実写映画を見れなくなって10年来の趣味を奪われたと書いた。それも事実なのだが、今のわたしはアニメという新しい趣味の世界を持っている。

これは被害に遭う前の話(で本当によかった、先に新しい趣味を得ていなかったら韓国映画とアイドルを人生から奪われた時点でわたしはさらに深く絶望していただろう)ちょうど翻訳の仕事を始める直前に偶然見た『呪術廻戦』にほれ込み、うわぁ~アニメっておもしれ~でも今まであんま見てこなかったからアニメを語る語彙も何がどうしてこんなに面白く感じるのかもどうやって作られてるのかも何も知らね~!となって、図書館で2~3冊ほど「アニメの作り方」みたいな本を借り、名作とされているアニメを見まくり、同時に呪術廻戦のオタクをやるという、アニオタライフに足を踏み出したところだったのだ。

なのでこの2年間は実写ではなくアニメを見まくっている。今年のベストは『機動戦士Gundam GquuuuuuX』、映画は『劇場版 モノノ怪 第二章 火鼠』です。

 

今年のわたし

さて話を戻そう。

双極性障害は躁と鬱が交互に来ると書いたが、そのリズムは人によって違うし、いきなり切り替わるわけでもない。波形のような感じで「今は鬱だけど少しずつ躁に向かってるな」「躁ではあるけどそろそろ落ち込みがきそうだな」みたいにゆっくり切り替わっていく。そして躁の期間のほうが短い。躁の期間に脳のエネルギーを使いすぎ、空っぽになって何もできなくなるのが鬱、って感じだ。専門家じゃないので正確じゃないかもしれないがそういうイメージ。

今年の私は医師も首をかしげるほどずーーーっと鬱だった。躁は2回きたかな……?それも1カ月程度で終わった(医者にはそれでも長いほうと言われた)。あとはもう信じられないくらいずーーーーーっと鬱だった。

 

そして秋にこれまでで一番の落ち込みがきた。

 

それまでも希死念慮はあったが、それがはっきり形を持った「自殺願望」へと脱皮してしまったのだ。

 

自殺未遂(※閲覧注意だよ)

当時は本当に誇張でなく、死ぬことしか頭になかった。他のことは考えられず、自分が死ぬ想像を脳内で永遠にループさせ、ブルースカイに延々「死にたい」とポストし、毎日いのちの電話にかけまくっていた。ほとんどつながらなかったけど。

 

単純に鬱による「死にたい」でもあったが、自分の人生の“詰み”を自覚しているがための「この死にたさの波に乗って死ぬしかない」という気持ちがかなり強かった。

詰みポイントは以下。ほとんどカネの話である。翻訳の仕事は無理という前提で聞いてほしい。

 

・男性と同じ空間で働くのが無理+電車無理+いつ鬱で起き上がれなくなるか分からないため、それなりの稼ぎを得られる会社勤めは絶望的(詰みポイント①)

 

・今はフルリモートで請負の事務仕事をしているが、何しろ鬱でもできる業務量しか請けてないので月の稼ぎは一桁万円。生活費には足りないので貯金を少しずつ切り崩している。

フリーランスとして独立した当初は三桁万円の貯金があったが、昨年はとても働ける状態でなくほぼ一年無収入のまま寝てすごしていたこともあり現在では二桁万円まで減り、今も毎月減り続けている(詰みポイント②)

 

・貯金が尽きたらいよいよ生活保護に頼ることになるが、生活保護の条件として家賃の基準があり、今はその基準を超える住居に住んでいるため引っ越しの勧告を受けることになる。しかしその基準となる家賃では今のようなオートロック付きのマンションは望めない。

性犯罪によってこのザマになり、宅配が来るのも怖いのに、オートロックなしの家にはとても住めない(詰みポイント③)

 

・ここまで一切話に出て来てないのでお察しだと思うが、実家には頼れない。そもそも実家と呼べるものがない。別居している母親はいるがわたしよりカネがない。

最初に「新卒で入った会社で双極性障害を発症」と書いたが、会社がトドメになっただけでわたしの精神疾患の最も大きな原因は幼い頃から数々のトラウマを植え付けてきた母親にある。初めて精神科に行ったとき、会社のことは割とケロッと話せたのに母親の話を始めた途端号泣してしまったのでそれに気づいた。虐待ではないのだが例を挙げると、学校のプリントを渡すタイミングをミスっただけで数日から一週間口を聞いてもらえず、家中の扉をものすごい音を立てて開け閉めされる、などがある。普段は明るく朗らかなのだが、こうなるともう別人のようになる。そして突然ブチ切れタイムが訪れ、「夜遅くに小さな文字を読ませられて寝付けなかった。わざとだ、嫌がらせだ、卑劣だ、性格が悪い、人間のすることじゃない」などと怒鳴られる。わざとなわけないだろ!プリントの文字を小さく感じるのは30代以上だよ!!子供に分かるわけないよ!……と今なら思えるが、何日も親に無視され、大きな音といつ"怒鳴り"が来るかに怯え、「わたしが何か悪いことをしたんだ」と自分を責め、一体何をしてしまったのかと必死に考え続けてきた子供の精神はとっくに限界だ。怒鳴られてる間は声も出せずひたすら泣いていた記憶しかない。

これは大人になってからの話だが首を絞められたこともある。この件は完全にわたしの過失が原因で申し開きの余地もないが、彼女は同じく「わざとやったんだろう」という思い込みに取りつかれており、「お前は私の人生の邪魔ばかりする」とも言われた。大人であっても親に殺意を向けられるのは恐ろしいものだ。その後何年もフラッシュバックに悩まされた。ちなみにそのとき母親の白目が灰色にどんより濁っており、殺人者の目ってこんななんだと学んで同人誌に書いて昇華させた。

そんなわけで母親は何がきっかけで機嫌を損ねるか分からず、こちらが行動を間違えたが最後コミュニケーションが断絶してしまい、ある日突然爆発して被害妄想込みの怒りをぶつけてくる人だ。母親と同居するとなるとわたしは常に彼女の機嫌を伺い神経をすり減らすことになるだろう。(詰みポイント④)

 

この①~④の詰みポイントにより、総合的に考えてわたしの人生は詰んでいる。

そこに超ド級の鬱、そして自殺願望が襲いかかってきたのである。

そんなわけで10月と11月に計4回飛び降り未遂をした。

「飛び降り」の未遂、つまり飛び降りてないのでまったくの無傷だから心配しないでほしい。

 

死ぬ準備も思いつく限り真面目にやった。

大量の本と漫画と雑誌と同人誌(中古販売可の物)と映像ソフトとグッズ類をそれぞれ専門の中古屋に出し、銀行口座の情報や携帯の解約方法などをまとめた書類を用意し、サブスクはすべて解約、スマホはロックを解除、身元不明遺体にならないようポケットに保険証を入れて飛び降り場所に向かった。いのちの電話の相談員さんにも感心されたくらいだ。えらすぎる。

 

どうして飛び降りを選んだかというと、単純に高いところが好きだから。あと一人暮らしで毎日連絡取ってるような相手もいないので、室内だと発見まで時間かかりそうだから。

どうして未遂で止まってるのかというと、これはその時々によって理由が違う。

 

1回目:「死ぬ/生きる」というのが人生で一番デカい選択だということに初めて気づき、日和って帰った。

 

2回目:ただの衝動で飛び降り予定地まで行って「いつでも死ねる」と確認し満足して帰った。

 

3回目:自宅マンションの屋上に入れることに気づき、決行場所を変える(それまで階段の踊り場から落ちるつもりだった)。うちのマンションは比較的低層のため確実に頭から落ちないと死ねないが、「確実に頭から落ちる」にはどうしたらいいか分からず、試行錯誤を繰り返してるうちにやる気がしぼんで帰った。

 

4回目:「確実に頭から落ちる」方法を思いつきやる気満々で屋上まで行ったが、実際やろうとするとどうもうまくいきそうになく、あと深夜にも関わらず土曜の夜だったからか結構眼下の部屋の明かりがついていて「寝ろよ!即見つかって救急車呼ばれたら助かっちまうかもしんねぇだろ!」とキレて帰った。あと寒かった。

 

ちなみにドラマとかでよくある「両腕を広げて背中からふわ~……っと落ちていく悲劇のヒロイン」みたいなの、あれ、無理。めっっっちゃ怖い。体傾けてる途中で恐怖で固まる。足は固定して上体だけ反らすのは結構いける。でもそれだけじゃ落ちれないし多分背中からいっちゃうんだよな……。失敗して半身不随とかになると死に方の選択肢が狭まりそうなので確実に一発で死にたい。

 

……ということを11月末までずっと考えていた。本気で11月中に死ぬつもりだった。

鬱状態がマシになってきたのと、ちょっとこれは死んでられねぇぜ……!というオタク的事情が発生したためとりあえず死ぬのはやめて生きてる。オタクでよかったね。

でも詰みポイント①~④が解消されたわけではないので今後の人生のことはよく分かんない!

 

今後のこと

ちなみに医者は何してるんだ?と思った方、大丈夫。入院も勧められたけどわたしが断っただけ。今は週一で通院してて、それでもなお「何かあったら予約日以外でも来てください」と言われている。つまりめちゃくちゃ危険度……優先度の高い患者として扱ってくれている。それでも死んだら申し訳ないね。親より先生に申し訳ないよ。

 

ところで死後も母親の機嫌を損なわないよう怯えてるから(死後なのに……)、前述したように事後処理に必要になるであろう情報を書類にきっちりまとめたのに、最近調べたらさらに「準確定申告」という相続後に行わなければならない故人の確定申告というものがあることを知り、ちょっと呆然としている。

自分の確定申告は会計ソフトでポチポチやって何とかなってるけど、うちの母親にそんなのできんし、まじでやばい。母親の手を煩わせることになる。怖い。まずい。恐ろしすぎる。とりあえず「死ぬ側として準確定申告には何を準備しといたらいいですか?」と相手をビビらせそうな質問を税務署に投げかけようと電話したが、本日(12/29)すでに仕事納めしていた。

来年は準確定申告について聞くことから始めます。

 

生きるよ~生きるけどね~鬱はまじで分かんないから準備はしとこうと思って……。

『劇場版 モノノ怪 第三章 蛇神』が公開される5月末までは何とか生きたいとは思ってる……思ってるよ~。

 

ちなみにこれを読んだ知り合いのみんなに言っておくけど、この先もしわたしが死んだとして(生きるよ~生きるけどね~~)わたしの死因は病気と性犯罪だから気にしないでね。鬱は本当どうしようもないんよ。一生治らない病気やからね。「何かできたんじゃ……」とかないからね。何もないよ。本当に何もない。

 

最後にもう一度ヘルプ先貼っておくね~

https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/