ステージにSUPER JUNIORが帰還し、たまアリにカオスがもたらされた。

SUPER JUNIORの来日イベント「SUPER JUNIOR Japan Special Event 2022 ~Return of the KING~」に行ってきました。

来日どころか海外公演も、そもそも有観客での単独公演自体が二年ぶり。発表はわずか一か月前、チケットも先着順での申し込みというスゴい条件で、行く前から驚きと喜びと興奮と混乱がごちゃまぜ。県外に出るのすら久しぶりだし、慌ただしさと緊張と寒さで体調を崩しまくりながら*1参加してきました。ほんと寒かった。

めっちゃ雨降ってたけど、推しのドンヘさんが雨が好きなのでテンション上がってるやろうなというのを心の支えにしてました。

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私が参加したのは3Daysの二日目(4月3日)と最終日(4月4日)の二日間。

特に最終日はヒョクちゃん(ウニョクさん)のお誕生日だったのでどうしても現場でお祝いしたくて、職場に地道に根回しをして4月の月初の月曜日という無理めな日程のお休みを何とか確保して行きました。行った先で「ぼくらのために黄金の有休を使ってくれてありがとう」という言葉が聞けるとは思わなかった。ありがとうトゥギひょん、サラリーマンの事情を高解像度で理解してくれて……。

ちなみに二日目に入った席が人生初のアリーナで、センターの花道の割りとすぐ横という意味わからん配置であり、ひ……久しぶりの現場でこんな席来てもうて大丈夫なんか…??と思った(結論としてはあまりだいじょばなかった)。

印象深かったのは本編開始前のWayが流れ出したとき、ふとスタンドの方を見上げたらパールサファイアブルーの海が広がっていて感動したこと。スタンドから見下ろしたことしかなかったけど、ステージの方角から見るペンライトの光は、水面から降って来る光を海の中から見上げてるみたいだった。お兄さんたちはいつもこの景色を見ているんだなと思った。銀テも初めて取った。スパショのときと違って何も書かれてなかったけど……。でも、頭上から舞い落ちてくる青と銀のキラキラ光るものを手を伸ばしてつかむというのは思った以上に美しい光景で、だからみんな銀テ取るんだな。良い思い出になりました。

三日目はスタンド二階の最後列で、これも後ろを気にせずペンラ振らせてもらえてとてもよかった。翌日は右手が筋肉痛になった。しあわせだね。

 

公演自体は曲を12~14曲(一部日替わり)やって、合間に三日間違うテーマでトークコーナーがあるという感じ。企画要素がゆるめのファンミーティングという趣だったのだけど、このバランスがまた心地よかった。お兄さんたちは百歳になってもスパショやりたいみたいなこと言うてたけど、こういう感じやったらリアルに何十年も続けられるんじゃないかなと想像したりもした。

コンディションが万全でないメンバーに負担をかけない構成になっていたのもよかった。ドンヘさんが膝の手術を受けたばかりで、正直公演をやると聞いたときは心配していたのだけれど、ダンスナンバーのときは自分のパートだけ歌って袖に下がったり、逆に最後のサビだけ出て踊ったりと出番が調整されていた。同じように脚が悪くて近年のコンサートではステージに立たないという選択をしていたヒチョルも、今回は出たり入ったりしながら参加してくれて本当にうれしかった。

新型コロナウイルス感染のため来られなかったシンドンのパートや立ち位置もカバーしながら、そうやってメンバーたちの状態に合わせて調整し、試行錯誤しながらステージを続けていく姿がお兄さんたちの強さなんだとも思った。

 

スーパージュニアを愛するということは、カオスを愛するということ

ところで公演時間は2時間半の設定だったのだけど、最終日はドンヘくんが最後のMCで「3時間15分経ったよぉ!」と叫んだ通り大幅に伸びていた。なおドンヘくんは韓国帰った後ラジオで「ぼくらセットリストが何曲だろうと3時間半はやるんですよね」とも言っていた。ほんまそれすぎる。

今回なんかパフォーマンス自体14曲としても1時間もないはずなので、つまり後の2時間以上はずーーーーーっと喋っていたわけだ。

…………?????

 

ではその伸びに伸びた時間で何をしてたのかというと、みんなでメンバーたちが脈絡なく繰り出す大量の写真を見ていた。

いや本来の企画の趣旨としては「感染拡大防止のため入国後ホテルで三日間隔離生活を送ったメンバーたちがどう過ごしていたか写真でご紹介します」というものだったのだが、それがどうしてあんなことになったのか誰にも分からない……おそらく本人たちにも分からないだろう……。

 

各自の提出した写真が一人ずつスクリーンに映し出されていくのだけど、一人目のリョウクちゃんから「隔離中は写真を撮っていなかったので」という理由で今回の来日とはまるで無関係の思い出の写真たちを出してきて、しかもそれが20枚くらい続いたため、この段階からメンバーたちも会場も(なんかこの時間……変だな??)となり結局それが最後まで続いた。

 

リョウクちゃん「全部使われるとは思わなかった(思い出の写真20連発)」

ドンヘくん「イェソンひょんとウニョギが昨日ケンカしたんです!(トムジェリのすっぴんドアップとシウォンの坊主合成写真)」

イェソン兄さん「みんなで思い出を振り返れたらいいなって(思い出の写真確信犯的50連発)」

チェシウォン「日本出張の写真(“クレヨンしんちゃんのお父さんの一日”爆誕)」

ギュ「風呂入りながらゲーム実況見てた(出前と風呂の写真)」

キムヒチョル「すべてはみなさんに会うため(リョウクちゃんとヒョクちゃんがPCD検査で鼻に綿棒突っ込まれてる動画)」

ヒョクちゃん「すべてはみなさんに②(ヒチョリひょんがPCD検査で鼻に綿棒略写真)」

トゥギひょん「日本に来て3.5キロ太った(ラーメンつけ麺つるとんたん)」

 

いやめちゃくちゃ笑ったんやがほんまに何の時間やったんや??テーマを忘れ去る強引さでしたがとにかくメンバーたちも客席も笑い転げており、ハイパーすじゅタイムでしたね……カオスと書いてすじゅと読むんだよ。

それはともかく、PCR検査受けるの痛いよぉ~ほんとイヤだよぉ~!!と嘆きながらそれをメンバー同士で動画や写真に撮り合いげらげら笑いあう様子がとにかくすじゅらしくて、どんな状況でも笑って乗り越えてっちゃるという気迫がすごくて頼もしかった。大変な中来てくれて、しんどい検査毎日毎日受けて、それでもそれを笑いながら、我々の前に立ってくれるスーパージュニア。ありがとう。大好きだよ。

 

 

さてここからはメンバーに関する覚え書きです。今回ペンミ要素が強かったのでひとりひとりのことがよく見えて、まとめておきたいなと思ったんだけど、はちゃめちゃに長いから読みたい人だけ読んでね!

 

メンバーごとの感想

トゥギひょん

二日目のCallin'のとき花道のすぐ目の前で歌ってくれたんだけど自分のパートじゃないときうちらのほうを見下ろしてくれて、そのときの表情やまなざしが……どこか達観しているようであった。じっと我々を見つめ頷きながら手を振ってくれるんだけど、ファンサという単語では表現できない空気がそこに発生していたんですよ。なんだろうな。この人は我々の存在のすべてを受け止めようとしているんだなということを感じましたね。そんなわけで、アイドルの神格化はマジで危険ということは肝に銘じているのだが終わった直後に「我々がそこにいることを認め赦してくれるんですよ……」などと宗教めいたことを口走ってしまった。

かと思いきや最終日の★BAMBINA★*2でバックステージ近くの花道でひたすら飛び跳ねてたときは一挙手一投足が無限にかわいくて同一人物!??と思った。一人で一番ピョンピョンしてた。

二日目に「ELFジャパンの会員数どうなってるか聞いたらちょっと減ってるって言われたんだけどそういうこともあるよなって思う、全然日本に来られてなくて会費も高いわけだし」って話をしてて、そこまで気にかけてるのなんか胸が詰まった。でも最終日に「今回のイベントを機にFCに入り直したとか、友達が新しく加入したって話も聞いた」ってうれしそうに語っていて安心した。そうだようちらまだまだいけるからあんまり思いつめないで、これからも一緒に歩いて行こうぜ。

 

ヒチョル

なんであんなおもろいん?言語感覚するどすぎる。

まずもってお顔立ちが美しすぎてお召し替えしてカラースーツに丸メガネかけて出てきた瞬間キムヒチョルまじかよ!ってマスクの中で小さく叫んじゃった。まじかよ!!美しい男だな!!

ヒチョルは瞬間瞬間の素直なリアクションや言葉が本当によかった。手紙書いてきたけど照れて読めない、けど格好つけたい、けどやっぱ恥ずかしい!ってもだえる姿とかとても素敵だった。「お前らが喜ぶから髪を切ろうかと思ったが、やっぱりおれはお前らよりおれ自身のこと愛してるから切らんかったわ」とかもうめちゃくちゃ天上天下キムヒチョル独尊で最高。

最終日にサプライズイベントでえるぷたちのメッセージ動画流れたとき、誰よりも涙ボロボロ流してたのも素直な人だなと思った。それ見てこっちもたまらず泣いた。

ステージに立って観客の前に出るのは他のメンバーたち以上に久しぶりだったはずで、そんなヒチョルがあんなに泣いてしまったこと、本当に胸がつぶれるかと思った。ヒョクちゃんと目を合わせてまた泣いて、トゥギひょんと(二人とも同じくらい泣いてんのに)お前泣いてやんの~!って言い合っていたのも、最後まで名残惜しそうにステージに残っていたのも忘れられない。そんなヒチョリひょんを最後に袖で抱きしめたドンヘくんのきらきらした笑顔も本当にきれいだった。

今回観客は声出せないので歓声の代わりに拍手してたんだけど、「拍手するな!お前らの手が……痛いだろ……」と言いながら自分らは股や脇をバタバタ叩いて音出し芸をしてくれていた。芸人かな?ちなみに拍手といえば、Super Clapがそれこそ手拍子でノレる曲でぴったりなのに今回のセトリには入ってなくて意外だなと思ったんだけど、ユニット以外は全部ヒチョルが参加できる曲にしたんだって気づいて改めてぐっときてしまった。そうだよね。今回はヒチョルがいるんだもん。愛じゃん。

そんなヒチョルが要所要所で存在感を発揮するパフォーマンスはやっぱり最高にキマっていた。踊るとか踊らないとかもう無関係に、ヒチョルが出てきた瞬間客席がわっと盛り上がる。光ってて、格好よかった。ハウスパーティーのトラップパートに入るとこで待機してんの後ろから見て泣いた。本当に、めちゃくちゃ、ステージの上が似合うアイドルだった。

 

イェソン兄さん

いきなり本編と関係ない話するけど、兄さんが韓国帰国後にキャリーの車輪が豪快にぶっ壊れたことをファンのツイートで知ってほんまごめんけど爆笑してしまった。不憫すぎるのやが「そこで車輪取れるんなら兄さんしかいない」という妙な納得感が……ごめんね。

イベント中も、良い写真をたくさん見せてくれてるのとってもありがたかったしみんなで思い出を振り返ろうという温かな気持ちやメンバーへの愛を確かにそこに感じたし実際良い話をしていたはずなのに、とにかく何故かおもしろくなってしまっていた。なんなんだあの空気。

あと表情の変化のひとつひとつに何とも言えないかわいげがある人で、二日目のトークコーナーで占いの結果聞いてるときとか、スクリーンにアップになるたびに「かわいいな……」とつぶやいてしまった。

二日目にKRYの曲が聴けたのもうれしかった。三人の声が重なったときのミラクルはやっぱり格別だった。

なおヒョクちゃんと喧嘩した(?)というのに兄さんが出してくる写真はヒョクちゃんと写ってるものばっかで、トムジェリなんのかんの言うてやっぱ好きだよね。

 

ヒョクちゃん

演出家さん!!セトリ最高よ!フジテレビへの営業もばっちりよ!!お誕生日おめでとう!!!

ケーキ囲んでるとき自然に86ライン並んでたから泣いた。最初のMCで自分でハッピーバースデー歌い出しちゃうのとかSS8ソウルでいどんへがやってたのとお揃いで、やっぱりうねちゃんは魂の双子なんだと思った。

いやもうヒョクちゃんはとにかくきれいだった。舞台で本当に映える人だった。ダンスはもちろんのこと、最初の挨拶でピンクのスーツ着て出てきたとききれいやな!??つって双眼鏡でガン見しちゃった。ピンクのアイシャドウ似合いすぎてた。

演出もダンスもおしゃべりも、客席の心やムードや空気感を掴むのが本当に上手い人だった。観客とのやり取りがとても自然で、周りに目を配りながらステージで遊べる器用な人なんだなと思った。存在がアイドルそのもの。サプライズイベントで座りながら映像見てると思ったらめっちゃ泣いててもらい泣きした。ステージに帰って来たね。おかえりなさい。

あとハウスパーティーの「互いを守る素敵なマナー」のところで、本来ペアになるどんへくんが抜けてたから二日間ともひとりで自分を抱きしめていて泣いた。

 

ドンヘくん

二日目のどのタイミングだか忘れたけど、花道の真ん中で「あっはっ!!!」ってでっかい笑い声弾けさせたのが直接耳に届いて、もう一生しあわせでいてくださいと思った。豪快で、遠慮がなく、あふれる感情そのままの声だった。全身から「楽しい!」の感情が弾けていた。これからもずっとずっとあんな風に笑っていられる人生を歩んでほしい。

Black Suitだったかな〜二日目の最初のほうのメインステージで踊ってたとき、マイクくるっと回して、その瞬間「ご機嫌のいどんへさんだー!!」つって泣いた。元気そうで本当によかった。写真披露タイムで飽きてくるとあくびしたり椅子の高さいじったりストレッチ始めたりとにかく自由な魂で、そこにいてくれて本当にありがとうと思った。

あと髪型がめちゃかわいかった!前髪おろしてて、特に二日目は後ろの髪がぴょこんって横に二束くらい飛び出ており、最初の挨拶でモニターにアップになったとき客席が「寝癖???」ってざわついてた。そういやSS8のソニックヘア*3ときもアップの瞬間ざわめき(と笑い)が起こったなって思い出した。頭のシルエットがあまりにキュートで、そんなぴょこぴょこハネた頭でニコニコ笑ってステージをウキウキ跳ねまわるものだから、頭からつま先まで存在のすべてがずーーーーーっとかわいかった。

それから二日間ともYou&Iから首にカメラ下げて出てきて、ずっとメンバーや会場の写真を撮っていて愛しかった。あの空間や時間を記録に残したいということなんだとしたら、本当にうれしいししあわせだな。どんへちゃんのこと「絶対Wow!Wow!!Wow!!!したい」マンだと思っていたら、今回は「絶対Wow!Wow!!Wow!!!してるメンバーを撮りたい」マンになってた。愛じゃん。

あと二日目のDevilだったと思うけど、自分のパートの後キュッと笑ってすぐに表情引き締めて前髪かき上げた瞬間あまりの美しさに脳の処理機能がフリーズして「何だ今の???」となり、思わず自分で自分の前髪を何度もかき上げてしまった。何で??いやなんか……その感触を刻み込みたかったのかな……???おかげで前髪かき上げるたびにその瞬間のいどんへの横顔を思い出すので成功です!感触といえば、Rainig Spell for Loveの大サビ前のいどんへのパートが大好きなんだけど二日目に聴いたときほんと感極まってずっとマスク押さえて泣いてて、そのときのKF94マスクの表面のデコボコしてざらついた感触がずっと左手に残ってる。こういうの覚えておきたいなって思う。

 

あとね、最終日のD&Eがね。本当によかった。Sunrise始まった瞬間から泣いてしまって、わたしこんなにD&E好きだったんだと思った。

わたしはうねちゃんのペンだけど、グループとしてはD&EよりSUPER JUNIORのほうに気持ちの比重を置いているつもりだったので自分でもびっくりした。B.A.Dなんか「初めて生で聴けた」ということに感動して泣いたもんね。どんだけ好きだったんだ。

コールに対してレスポンスできないオッパオッパも、スクリーンに手拍子のタイミング出したり工夫してくれてて、ちゃんと盛り上がれて楽しかった。ありがとう。

 

ちなみにこの最終日はCallin'の終盤、会場全体に散っていたみんながゆっくりセンターステージを通ってメインステージに向かい、最後に左右からセンターで合流したドンヘくんが腕を広げてヒョクちゃんを軽くハグしてふわりと回るような動きをしてて。

それ自体すごく美しい瞬間で、後ろから来てたヒチョリひょんもそんな二人をあえて残すようにメインステージに向かって行って。そのまま歌が終わるまで、センターに取り残された二人が顔を見合わせあまりに意味ありげに微笑み合うものだから……ここでくるのか!?D&Eが!??それで二人ともこんなに照れたような笑みを浮かべているのか!!?愛じゃん~!!!と地面蹴り飛ばしていたら歌が終わった瞬間ヒョクちゃんが「みんなそっちじゃないよ〜!戻ってきて!」って言って。単純にD&E以外の全員が動線を間違えていただけでした~というオチだったのだが、それが逆にD&Eが二人きりになった瞬間の思わせぶりなムードを異様に際立たせておりなんかすごかった。

ヒチョリひょんも「二人が良い雰囲気だったから逃げてきた」みたいに言ってたんだけど、D&Eの時間じゃないのに会場全体がD&Eの時間……みたいな空気になってたし、当人たちすら「おれら何かあんのかな……?」と思いながら顔見合わせてたという……。ヒョクちゃんの誕生日だったし、観客もメンバーもその場にいる誰もがこの二人で何か特別なことがあってもおかしくないと思っていた様子で、D&Eってやっぱ特別な“ふたり”なんだなと思いました。

 

シウォン

もうね〜~~、チェシウォンはまじで…すごかった……。

最終日のMCで「あと一日あったらみなさんをもっとハマらせられるのに~」と言っていたが、これは本気でそうだと思う。二年前のSS8のときにも感じていたんだけど、シウォンは日本公演を重ねる度に発散される魅力の幅がぐいぐい増してる。日本語で表現できる感情や持ちネタがどんどん増えてMCが楽しくなっていき、それに従って本人もより積極的にしゃべるようになっていって、相乗効果が生まれてるのかなと思う。魅力が、ていうかぶっちゃけ、面白みがどんどん増してる!

何気ないはずの写真が全部「ひろし(クレしん父)」になってしまう現象もめちゃくちゃ笑ったし、二日目の金運占うくだりでヒチョル?に「日本でビジネスすれば」とネタとして振られたところで「実は数年前に日本のゲームへの投資を計画していたのだが流れてしまってね……まぁそんなわけで、ぼくとしてはもちろんやぶさかではないよ(輝く笑顔)」というガチすぎる回答をして「そういうこっちゃねぇんだよな」という空気になっていたのもすごかった。チェシウォンはいつだって本気。メントがスピーチのようになってしまい、それもおそらく自分で分かってるようで、一つ話すごとに自分から拍手してたのもなんか知らんがほんまにおもしろかった。あの求心力はなんなん。

さすがすじゅのセンターというか後ろ姿からして華があって、二日目の席からハウスパーティーの最初のパートでお立ち台に座って待機するシウォンの背中という珍しいものが見られたのだけど、不思議なことにただ座ってるだけの背中からまるで目が離せなかった。脚をちょっと広げて、上体をかがめて右肘を膝に置いてる感じだったんだけど、その後ろ姿がまぁ美しく目を引くの。後ろに下がって待機しているところなのに。あと花道歩いてくるときに先頭を歩くことが多くて、そうするともうシウォンから目を離せなくなってしまい本当に困った。後ろから推しが来ているのに、シウォンから目がはがれてくんない!!これがセンターのオーラというやつなのか!?困る!困らない!!

誰よりメンバーへの愛情表現が激しくて、トーク中もじっとしてなくて椅子から立ち上がったり座り込んだりメンバーの元に駆け寄ってハグしたり、表情も動作もすごく暑苦しかった。すべてが過剰でエネルギーにあふれていて、存在自体が華やかな男だった。最終日花道練り歩きながらずっと右手を胸にトントン当てる仕草をしていて(「届いてるよ」「刻み込むよ」というみたいに)思わずわたしもペンラを心臓にトントンしてた。

ちなみにキュヒョンとすれ違うときノールックでお尻タッチしてるのを見てしまい、リョウクちゃんがやめろって言ってたんこれか〜!!ってリアルに実感したがあれは確かに嫌な人は嫌だよね!チョギュヒョンの反応は“無“だった。

 

リョウクちゃん

もう話しても歩いてても手を振っても何してもキューティーだった。

トークコーナーのとき一番端っこの席で、よくスタンドの方を向いて手を振ったりしててペンサの神。ヒョンたちの大騒ぎにペースを乱されない、強靭な精神力の持ち主だった。あと写真見ていく中で兵役前夜もにイェソン兄さんの前で酔いつぶれて兄さんにおんぶしてもらって宿舎帰ったという強すぎるエピソードが6年?越しに明かされて会場中がひっくり返っていた。

歌声がすごくすごくきれいで、特に二日目のOne More Chanceの大サビには心をつかまれた。澄んだ声が会場に凛と響いて、その瞬間息を呑んでしまった。忘れがたい歌声。

なお二日目のラストメント中、いどんへにTシャツの袖まくってもらってたのもかわいかったし、逆に腕組みして立ってるいどんへの腕をず~っともみもみしたり胸筋つんつんしたりしてて双眼鏡持つ手が震えた。何だったのあれは?いどんへの反応は”無”だった。

 

ギュ

言語感覚するどすぎる②。

「流れる涙を〜♪時の風に重ね〜♪て、ください」とかさらっとやってたけどここでX-JAPANを出してくるサービス精神+ワンフレーズだけでも素晴らしい歌声と歌唱力+パッと切り替えるタイミングの良さから持ち前のセンスがぶわっとあふれており感嘆した。

何でもそつなくこなせてしまう器用さに加えて、ギュはとにかくバランス感覚がすばらしかった。最終日の最初のMCでヒチョルの暴走にドン引きの顔してスパッと「やめなさい」つった瞬間会場の誰もが胸を撫で下ろしたよね。歌声そのもののように存在自体が頼もしくて安定感があり、その場にいることで安心させてくれるような人だった。マンネなのに…。スーパージュニアにチョギュヒョンがいてくれてよかったとすごく思った。

あとわたしはギュビク(ミュージカル『フランケンシュタイン』でキュヒョンが演じたビクター・フランケンシュタイン役のこと*4)が好きすぎたため、目の前を歩くキュヒョンを見ながらこのひとが……ギュビクなのか~!!!という実感が胸の奥からこみ上げ感動に打ち震えてしまった。ギュビクが、いやチョギュヒョンがはためかせる淡いブルーのトレンチコートの裾の美しさたるや思い出すだけで溜め息もの。

日本でのリリース曲にあまり詳しくないため月蝕というナンバーを今回初めて聴いたのだけれど、この曲のキュヒョンのボーカルがすごく好きで、帰って来てから毎日聴いてる。いつかギュビクの歌唱も生で聴きたい。配信も待ってます。やってね。絶対やるんだぞ。



以上です!

 

お兄さんたちは相変わらずはちゃめちゃだったけど、やっぱりとても素敵で、本当に本当に楽しかった。

ステージで遊び、笑い転げ、ときには涙を流す。そんな時間と空間を、そこで破裂する楽しさと感情の波のすべてを、観客たちと丸ごと共有しようというお兄さんたちのスタイルがわたしは本当に好きだなと思う。二日目終わった瞬間に「スパショ行きたい!」って叫んでしまったのだけど、近いうちに実現するといいな。お兄さんたちがステージにいたいと思う限り、そこで笑い転げていてほしい。

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空いた隙間はシンドンのスペースだそう。
次は9人のステージで会おうね!

 

*1:主にワクチンの副反応のせい。PCR検査受けて陰性であることを確認した上で行きました。

*2:改めて正式表記で書くとすごいタイトルだな。歌詞もすごい。でも現場で一度でも聴くと神曲だなと思う。

*3:SS8公演当時は何をモチーフにしているのか誰も分からず「ホウキ?」「ハケ」「ゴン(HUNTER×HUNTER)」と色んな説が飛び交ったが後になって本人により「ゲームのソニックを参考にした」と明かされた限界立ち上げツンツン頭。

*4:これについて語り出すと別の記事が一本書けてしまうので今は書かないけどとにかくわたしはこの冬、当のミュージカルは観に行けないというのにギュビクに夢中だった。どれくらい夢中だったかというと、通勤中にギュビクの感想や考察ツイート読みふけって会社の最寄り駅を乗り過ごしたくらい。