SUPER JUNIOR - 사랑이 멎지 않게 (Raining Spell for Love / 愛がやまないように) リメイク版歌詞 日本語訳

SUPER JUNIORの『사랑이 멎지 않게 (Raining Spell for Love / 愛がやまないように)』という曲がセルフリメイクされ、そのライブクリップが12月2日に公開されました。


SUPER JUNIOR The 10th Album #1 '사랑이 멎지 않게 (Raining Spell for Love) (Remake ver.)' Live Clip

元々2014年に発表された第7集アルバム『MAMACITA』の収録曲でしたが、ファンの間で根強い人気があり、デビュー15周年記念アンケートの「過去曲のうちリメイクしてほしいナンバーは?」という項目でファン投票1位を獲得。この度リメイクバージョンが製作され、今月新たにリリースされる第10集アルバムに収録予定です。

このライブクリップの歌声が素晴らしく、改めてめちゃくちゃ良い歌だということに気づき、歌詞を翻訳したので載せておきます。

 

사랑이 멎지 않게 (Raining Spell for Love/ 愛がやまないように) (Remake ver.)

 

말문을 막는 한숨

말이 없는 입술

그 시간에 선 너와 나 (그 곳에)

口を閉ざさせるため息

言葉なきくちびる

その時間にたたずんだ君とぼく (その場所に)

 

아무도 없는 빗 속

혼자만 남은 우산

그 허전함에 멈춰서

誰もいない雨のなか

ひとり残された傘

その空虚さに立ちすくみ

 

귀를 막고 아닐 거야

눈을 감아 아무렇지 않은 척해 보지만 I know

耳をふさぎ きっと違うさ

目を閉じ 何でもないふりをしてみるけれど I know

 

왠지 모르게 눈 앞에 비가 내리고

그대로 난 아무 말 할 수 없었어 하루만

どうしてだろう 目の前に雨が降って

そのままぼくは 何も言えなかった

一日だけ

 

*멀어지는 구름을 잡아줘

너를 막아선 빗물이 멎지 않게

흘러가는 이 시간을 또 잡아줘

이 순간을 멈춰 사랑이 멎지 않게

*遠ざかる雲をつかまえて

君の行く手をさえぎる雨がやまないように

流れゆくこの時をとらえて

この瞬間をとどめて 愛がやまないように

 

Oh, 하늘은 먹구름에 눈물을 쏟아내고

메아리쳐 목놓아 불러봐도

빗소리에 잠겨 날 삼켜도 괜찮아

심장은 젖지 않아

Oh 空は真っ黒な雲に 涙をあふれさせ

こだまし 張りあげる声で呼んでも

雨音に閉ざされ ぼくが飲み込まれても

かまわない

心臓は濡れない

 

번지는 기억을 씻어내지 마

(지워내려 하지마)

이어진 끈을 녹이려 하지 마

(끊어내려 하지마)

にじむ記憶を洗い流さないで

(消し去ろうとしないで)

つながった糸を水に溶かそうとしないで

(断ち切ろうとしないで)

 

얼음 같은 비가 심장에 박혔나 봐

이 끝이 없는 Raining spell

내게 돌아오는 주문이 된다면, 돌아온다면

온 몸이 젖어도 견딜 수 있을 텐데

氷のような雨が 心臓に突き刺さったみたい

この終わりのないRaining spellが

ぼくのもとに帰ってくる呪文になったなら

戻ってきてくれるのなら

全身が濡れてしまっても 耐えられるだろうに

 

*Repeat

 

손을 뻗어도 크게 불러도

퍼붓는 비 틈에 희미해져

Oh 맘 속에

참았던 네가 다시 쏟아져

눈물이 언제쯤 그칠 수 있을까

手を伸ばしても 大きく君を呼んでも

降りしきる雨の中 かすみゆく

Oh 胸の中に

こらえていた君が ふたたびあふれ出す

涙はいつになったらやむだろう

 

*Repeat

 

잃어버린 널 찾아 헤매다

너를 놓아준

빗물을 원망해도

마지막 흘린 한 방울을 담아

내 두 눈을 감아

사랑이 멎지 않게

失われた君を探しさまよう

君を行かせてしまった

雨をうらんでも

最後に流れたひとしずくを押しこめ

ぼくは目を閉じる

愛がやまないように

 

2014年発表当時の歌詞を基に翻訳し、今回のリメイクにおけるラップパートの変更を反映しています。また、一部改行を加えるなどしております。

※翻訳の無断転載はご遠慮いただき、引用される際は必ずここのリンクを貼ってください。誤訳や訂正などあれば随時更新しますのでよろしくお願いします。

 

 

歌詞の内容を知らずに聴いていたころから好きな曲ではありましたが、今回改めて聴いて訳してみると、比喩がとても美しい歌ですね。比喩が伝わりやすいよう意識したつもりなので、読んだときにイメージがふくらむ翻訳になっていたらうれしいです。

「君」を足止めした雨がまだやまないようにと願う……とても身勝手ですが、個人的にはこの身勝手さがいいなと思います。別れの歌なんていくら身勝手でもいいものですからね!どうせかなわないので。

またオリジナルバージョンと聴き比べて思うのは、オリジナルのほうはより痛みに満ちて、「君」が離れずにすむ方法はないのかと強く請う、別れを強く嘆く印象だということ。

対してリメイクバージョンは、より静かで、さびしく哀切です。

こんなにさびしいのはきっと、「君」が行ってしまうこと、自分がそれを止められないことを理解しているからでしょう……。

大人になったなぁ。

「君」は行ってしまい、それでも僕はここでひとり雨に濡れているよ……という、じぶん自身が別れを受け入れる過程を描いた歌へと変容していて、美しい成熟だと思いました。

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アンケートの際、15周年だし!というわりと安易な考えでミラクルに票を入れていたこともあり、この曲が選ばれたと知ったときはちょっと意外で正直「へぇ~」くらいの感想でした。それがライブクリップを観てひっくり返っちゃった。表現がぐっと深くなり、歌声がとても美しくて……SUPER JUNIORはこんな声をしていたのか、と思いました。本当にめちゃくちゃ今さらなんですけど。ぜひライブで聴きたいです。きっと絶対に泣く自信がある。いつか聴ける機会があればいいなぁと思います。

SUPER JUNIORの成長と円熟を見せる、素晴らしく、また意味のあるリメイクだと思います。お兄さんたちはすごい。この曲を1位にしたELFもさすが、すごい。

10集のカムバが本当に楽しみです。